こんにちは!
現在、延世大学語学堂の大学韓国語課程で勉強しているTetsuです!
韓国には語学堂が沢山あり、どこの語学堂が合っているのか探すことが大変ですよね。
ですが、こちらの記事では、クラスで行うことや教科書の構成についてお話しします。
そのため、記事を最後まで読んでいただければ延世大学の語学堂、大学韓国語課程について理解が深まります!
こちらのブログはクラス分けテストについて
語学堂や延世大学での生活についてです。(のちに投稿)
大学韓国語課程を一言で言うと「4技能を全て伸ばす」

簡単に延世大学語学堂の大学韓国語課程の授業スタイルを言うと、「4技能全てを伸ばす」に感じます。
例えば、ソガン大学であれば、話しのクラスが一日2コマあり、「話し」を伸ばすのにとても良い学校ということで有名です。
しかし、延世大学の語学堂の大学韓国語課程は、語彙と文法の時間が毎日2コマで、その他4技能の授業は2日に1コマです。
僕は自分の意見や自分事を授業中に話す機会が少ないと感じました。
ただ、中間・期末試験やクイズといった小テストでは自分の意見、自分事を話したり書いたりすることはあります。そのため、意見や自分事を表現する機会はゼロというわけでは無いです。
授業の時間割

1日4コマ、1コマ50分で10分の休憩があります。
1学期計200時間の授業時間となります。
大学韓国語課程はどの級でも授業が午後に行われます。
昔、大学韓国語課程は仁川、ソンドキャンパスで授業が行われていて、授業は1日中あったようです。
初めの2コマは語彙・文法の時間で、残りの2コマは、書き、聴き、話し、読みとなります。ですが、書きと聴きがセット、話しと読みのクラスがセットで1日ごとに変わります。
それぞれのクラスについて解説
ここからそれぞれのクラスについて、授業時間にどのようなことを行うかを具体的に説明します。(先生によって教え方が異なることもあるので、絶対にこのような流れで授業が進むとは限らないです。)
語彙・文法のクラスで習った単語と文法を4技能のクラスでも行います。
語彙・文法クラスで新しく文法を習いました。
↓
次の聴きのクラスで習った文法が問題に出てきます。話のクラスでは習った文法を使って話をします。読みのクラスは習った文法が問題に出てきます。
習った単語と文法が繰り返し出てくるので覚えやすいです。
こちらが教科書になります。(延世大学のウェブサイトに移ります。)
語彙・文法のクラス

毎日2コマあり、1項を終わらせます。
最初に新たに習う単語と文法が含まれた会話文があり、繰り返し音読をします。
先生の後にみんなで合わせて音読し、ペアになって音読をします。
そして、その項で習う文法が出てくる一文を暗記して言うと言うことを行っています。
次に新たな語彙が表となって出てくるので、先生がどのような意味なのかスライドを使いながら丁寧に説明してくれます。
問題があるので問題を解き、次に会話に関連する単語の解説をしてくれます。また問題があるのでそれを解き、1コマ目は終了です。
2コマ目からは文法解説です。
単語を解説してくれたように先生がスライドを使いながら文法を解説してれます。毎回、新たに2つの文法を習います。
一つ文法の解説が終わった後に、新たに習った文法を使って答えられるような質問を先生が生徒一人ずつ行います。
また、教科書に練習問題が沢山あるので、いくつかの問題を解きます。
そしたらもう一つの文法を同じように習い、授業は終わりです。
書きクラス
テキストにはイラストがあるので、そのイラストについて文章を書きます。行う内容は語彙・文法の時間に取り扱った内容と同じなので、習った単語、文法を使えます。
テキストには例文があり、イラストには少し文章があるので、その文章をつなげて書いていけば例文のように書けるのですが、先生はいつも「自分でストーリーを作って文章を少し長くしてみて。」と言います。
いくつか短い文章を書いた後に、自分事など少し長い文章を書きます。
僕のクラスでは、一問ずつ解き終わったら写真を撮り、先生にカカオトークで送ります。そしたら先生が添削してくれます。

Tetsu
僕は間違えたものをノートにまとめるようにしている。
聴きクラス

語彙・文法クラスで取り扱った内容に関連した問題、単語、文法が出てきます。
OX問題や番号を選ぶ問題、答えを記入する問題などがあります。
少しややこしい問題もあるので初級でも難しく感じます。

Tetsu
英語のリスニングテストと同様、問題を解き始める前にキーワードに印をつけるようにしている。
話しクラス

語彙・文法クラスで取り扱った内容に関連した内容とならった文法を用いて行います。
テキストにはイラストや表があるので、それについてペアになって話します。この時に語彙・文法クラスで習った文法を使います。
例文もあるので話しやすいですが、適切な文法で話すことは難しいです。
ペアで練習した後、席でですが、発表します。
間違えた単語や文法を先生がホワイトボードに書き、説明してくれます。
読みクラス
語彙・文法クラスで取り扱った内容に関連した文章ではない時が多いです。
初めは音読して、わからない単語を先生に聞きます。
その後に先生が生徒に問題を出し答え、最後にテキストにある問題を解きます。しかし、テキストには問題が多くありません。
先生

クラスによって違いますが、大体の場合は1つのクラスを担当する先生は2名だそうです。
語彙・文法クラスを担当する先生が1人、書き、聴き、話し、読みのクラスを担当する先生が1人です。
先生は優しいです。
クラスメイト
僕は韓国大学語課程の2級で勉強しています。
同じ級でもlevel1, level2と分かれていて、level1に近づくほどそのクラスのレベルが高いそうです。
クラス分けは、入学して初めに受けたクラス分けテストや前学期の成績によって決まります。
クラスメイトは8人、全員で9人です。
国籍は、日本2人、中国2人、台湾1人、ロシア1人、カザフスタン1人、フランス1人、アメリカ1人でとても多国籍です。
真面目
やはり大学韓国語課程なので、真面目な生徒が多い印象です。クラスによってですが。僕のクラスは特に真面目な感じがします。
クラスメイトは大学院へ進学を目標としている人や大学の留学制度を利用して語学堂で韓国語を勉強している人がいました。
先生やクラスメイトの話を聞いていると、遅刻、欠席する人が多い、中間試験や期末試験が終わった後、宿題をしっかりやらない人が多いと言います。
しかし、僕のクラスは試験後もみんな宿題をやり、遅刻、欠席は少ないです。
また、中間テストではクラスの点数が高く先生が驚いていました。
また、終わりに近づくにつれて欠席する生徒が多くなる傾向にあるのですが、なんと僕のクラスは皆んな毎日出席し、宿題も毎日やっていました。
2人の先生が「今まででこんなことない。このクラスは特別だ。ずっと覚えているだろう。」とすごく褒めてくれて感動しました。
クラスメイトは皆1級からスタート
その他に僕のクラスは、僕以外1級から始めた人でした。
オリエンテーションでは僕と同じ時期に入学した生徒も多くみられたのですが。
大学韓国語課程では、語学堂でずっと勉強をしていく人が多いのではないかと思っています。
そして、正規課程では語学堂で韓国語を勉強したい人、韓国生活を送ってみたい人などが多いです。そのため、在籍期間が短い生徒(1学期のみなど)が多いのではないかと。
カカオトークを追加する

カカオトークはLINEのようなチャットアプリです。
授業初日にクラスでカカオトークでクラスのチャットルームを作成します。
先生とカカオトークを交換するので、学校以外でもわからないことがあったら質問できます。
欠席の連絡や質問などいつでもどこでも簡単にできるのでいいです。
中間・期末試験、クイズについて
試験は1学期に中間試験と期末試験があります。
4技能別で試験を受けるのですが、試験に向けて準備をしていけば高い点数を取れます。
クイズという小試験も各技能ごとに2回受けます。
書き
文法の問題と作文の問題が出ます。
文法は語彙・文法問題で習ったものが出題され、作文は文章を書きます。習った単語や文法を沢山使えば得点を取れます。もちろん文法やスペリングの正確性も大切です。
話し
試験前の授業でどのような問題が出るか説明してくれました。そして、授業中に4つの問題を練習し、試験ではこの4つのうち2つと授業中に練習しなかった問題が1問でるという形でした。
話しの授業で取り扱った内容や文法・語彙クラスの教科書に問題があり、そこから出てきます。
クイズはみんなの前で発表でした。
お題が出されるので、お題について文章を書き先生に提出。先生が添削してくれるので、添削してくれた文章を覚えてクラスの前で発表します。
読み
授業で取り扱った文章が出てきます。
文章の内容を覚えてしまえば簡単に解けてしまいます。
クイズは朗読です。
日々、家で音読をすれば大丈夫です。
聴き
試験では教科書の音源が使用されますが、問題は教科書と違います。
クイズでは語学堂の問題を解きます。
オリジナル問題ですが、教科書で行う問題と内容は似ています。
奨学金について

ウェブサイトには奨学金についての説明はない?僕は見つけられませんでした。しかし、出席率がよく、成績も良ければ奨学金を受け取れます。
最低2学期通う必要があるのですが。
というのも、1学期目に良い成績を取り2学期目に受け取るという形になります。
おそらくテストの点数は4技能の平均90点以上超えれば取れる?
そして、奨学金は申請する必要はありません。
毎日学校に行き勉強だけ頑張れば受け取れます。
額は100万ウォンだそうです。友達が前学期に良い成績を取り、今学期に受け取ったと言っていました。
100万ウォンであればかなり大きいですよね。
日本人向けの奨学金も
たまに日本人向けの奨学金もあるそうです。
僕が通っていた時もありました。
その奨学金は申請が必要で、僕が奨学金についてのメールに気づいた時にはもう遅かったです。
2学期以上通う人が優先されるみたいです。
最後に
延世大学の語学堂は歴史もあり、大学としても有名ですが、語学堂も有名です。
僕は他の語学学校には通ったことがまだ無いので比較はできませんが、とてもいい学校なのではと思います。
また、多くの語学学校は正規課程のみで大学入学のためのコースが無いです。
しかし、韓国の大学進学のためのコースがあることによって、韓国の大学へ進学しようとしている人が多く集まります。韓国の大学入学という高い目標を持っているので、勉強への意識が高いです。(もちろん皆んなががそうだというわけではありませんが。)
学費はとても高いですが、その分質が高いです。
語学堂によって個性があるので、あった大学を探してみてください。
質問がありましたら、お気軽に聞いてください。
ありがとうございました!