こんにちは!

僕は2024年の12月から1学期間、延世大学語学堂に通い、4月から1学期間は西江大学語学堂に通いかました。

このように語学堂を変えたのですが、今回は語学堂を変更した経験談やメリット、デメリットについてお話しします!

語学堂とは

韓国語留学を考えていると、「どの学校に通うか」でまず迷いますよね。

実は、韓国で韓国語を学べる学校は大きく分けて 2種類 あります。

1つは 語学学校(학원)、もう1つが 語学堂(어학당) です。

語学学校って?

語学学校は民間の教育機関が運営していて、1週間単位で入学可能
授業時間も比較的短めなので、「まずは韓国生活を体験してみたい」「気軽に韓国語を学びたい」という人におすすめです。

語学堂って?

語学堂は大学附属の韓国語学校で、年4学期制(春・夏・秋・冬)
入学時期が限られており、学費はやや高めですが、授業の質が高いのが特徴です。

また、大学のキャンパス内で授業が行われるため、語学堂生も大学のイベントやクラブ活動に参加できたり、韓国人大学生と交流する機会が多いのも魅力の1つ。

語学堂の学生ビザ(D-4)について

語学堂に**2学期間(約6ヶ月)通うと学生ビザ(D-4)**が発行され、以下のようなメリットがあります:

  • 韓国の国民健康保険に加入できる
  • 韓国のクレジットカードを作れる
  • カカオやNAVER、オンラインショッピングなどの一部オンラインサービスが使えるようになる

Tetsu

オンラインショッピングが利用できないのは辛い。。。

語学堂を変更する主な理由

教育スタイルが合わない

学校ごとにスタイルがあります。特に延世大学は文法中心で西江大学は会話中心の授業構成だと言われています。

延世大学語学堂は、語彙・文法の時間にみっちり文法を練習し、習った語彙、文法は読みの時間でたくさん出てきましたし、スピーキングの時間には習った文法を用いて練習をしました。

西江大学語学堂は語彙・文法、読み、書きの時間にも全てスピーキング要素が入ってきます。クラスメイトや先生と会話をしながら行います。

このように語学堂ごとに特色があるため、自分の目的に合わせて学校を選んだり、思っていたよりも授業スタイルが違うがために学校を変えたりすることが多いです。

授業のレベルが合わない

語学堂は1級(初級)から6級(上級)までありますが、必ずしも1級から始めるわけではありません。入学前にレベル分けテストがあるので、途中の級からスタートする人も多いです。

ただその分、こんな悩みも出てきます。

「授業の内容が自分に合ってない…」
「クラスメイトのレベル差があって、逆にやりづらい…」

実際に僕もそう感じたことがあります。

レベル分けテストの形式も学校によって違っていて、

  • 延世大:TOPIK形式の筆記+面接テスト
  • 西江大:作文(オンラインで期限内提出)+オンライン面接

西江大のように作文提出&面接だけだと、「総合的な韓国語力」がちゃんと測れてないかも…?という不安もありました(特にリスニングやスピーキング面で)。

さらに、
「実際にクラスに入ってみたら、やっぱりレベルが合わない!」
という人のために、1週間以内ならクラス変更が可能な制度もあります。

でも…たった1週間で自分に合ってるか判断するのって、けっこう難しいんですよね。クラスを変えようか迷ってるうちに、そのまま進級しちゃう人も多いです。

語学堂選びやレベル分けって、意外と盲点だったりします。
「なんとなく知ってるから中級からでいいや」じゃなくて、しっかり復習して自分の実力を把握しておくことが大切かもしれません!

Tetsu

独学をしていたが基礎ができていなかった。延世語学堂で授業が簡単に感じられたものの、基礎を固められたから良かった。次学期は、飛び級はできるけど級を飛ばすまで自分の韓国語力に自信がなかったから違う語学堂(西江大)に移った。

経済的な問題

語学堂によって学費が大きく異なります。

僕のように計画よりももっと長く語学堂で勉強したくなったらお金がかかってしまいますよね。しかし、元いた語学堂よりも安いところに移るという選択肢があります。

延世大学のような高いところもあれば公立大の安いところもあります。

また、ソウル内の語学堂よりソウル外の語学堂の方が学費、生活費が安いです。

語学堂にも奨学金制度があります。良い成績を収めれば受け取れますが、もう1学期通う必要があるので入学前から入念に奨学金について調べてください。

日本人学生向けの奨学金を提供している団体など色々あります。

語学堂を変えてよかったこと

新しい学校での緊張感とやる気

留学前は「一生懸命勉強をして韓国語力伸ばすぞ」と誰もが勢いづくはずです。しかし、時間が経過するごとに、周りからの影響もあってか遊びの方向へ進んでしまったり、勉強に集中できなくなったりする人が多いです。

しかし、学校を変えることで気持ちも心機一転。留学に出発する前のような気持ちになります。

また、新しい学校の授業やクラスメイトのレベルがわからないのでついていけるかの不安があり、勉強するようになるでしょう。

語学堂での新たな経験、友達づくり

語学堂ごとに様々な特別活動が提供されていますし、新しい友達も作ることができます。

何もかもが違うので違った経験ができます。

Tetsu

特別活動は級によってや年によって違うのですが、延世大の時(大学韓国語課程2級)では韓国料理を作り、西江大(4級)ではミュージカルを見に行く活動でした。

大学について知れる、その大学へ進学しやすくなる

語学堂は大学キャンパス内にあるため、大学の校舎や学生生活について知れますし体験もできます。

また、大学の活動にも参加できますし、学生と交流できる機会も自ら動けばあるため、大学について知れます。

大学に出願する際に語学堂に通っていたことを示せば、入学が優位になります。さらには大学説明会も実施されるので、参加すれば参加証明書をいただき、出願するときに提出できます。しかし、説明会は「4級クラス以上の学生のみ参加可能」などと制限がありました。

語学堂を変えて困ったことや注意点

一からの友達作り

新しい環境になるので友達も1から作らなければならず大変です。

以前通っていた語学堂が恋しくなるかも知れないですし、逆にクラスの雰囲気が良くて変えてよかったとも思えるかもしれません。

学習ペースが乱れる

学習計画や学習スタイルは授業方法や教科書のスタイルによって決めますよね。レベルも異なります。

語学堂を変えると再び一から学習計画やスタイルを決めなければならず、さらには新しい環境で慣れるまで勉強に集中できなくなるかもしれません。

 

僕は、延世大学語学堂で習ったところをもう一度西江大学語学堂の授業で習ったり、逆もありました。ですが、事前に予習をしていたため問題はありませんでした。

また、授業後は校内にある自習スペースで勉強をし、習慣化するように心がけました。

慣れるまで時間がかかるかも

もちろん語学堂によって授業スタイルやクラスの雰囲気、テキストが違います。

ある語学堂は欧米からの学生が多く、ある語学堂は中国やアジアからの学生が多いということもあります。また、スピーキング中心の教育スタイルであれば活発的なクラスになり、文法中心のスタイルであれば各々が集中して授業を受ける雰囲気になります。

環境が変わるため、慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。

僕の場合は、延世大学から西江大学に移り、西江大学はスピーキング中心なので、授業についていけるか心配でした。しかし日を重ねるごとに慣れていきました。

語学堂変えようか迷ってる人へアドバイス

僕は元々語学堂に1学期間通えばいいと思っていたため、1学期間のみ申し込んでいました。

しかし、実際に行ってみたら1学期以上通う人が当たり前であり、僕自身も1学期だけではなくもっと語学堂で勉強、韓国で生活した方が韓国語が早く上達すると感じ、1学期目在学中に2学期めも通おうと決心しました。

しかし、クラスのレベルの問題や1学期目に通っていた語学堂は延世大学で学費が高いため、違う語学堂に通うことにしました。

Tetsu

奨学金の存在を知らなかった。知っていたら違う語学堂に行くよりも安くなるため語学堂の変更はしなかった。

実際、西江大学語学堂の申請後「学費が高くても延世大学に通い続けた方がよかったかな」「新しい環境はストレスが溜まるかな」と不安になり語学堂を変更することに少し後悔した気持ちもありました。

しかし、延世大学語学堂の時よりも高いレベルの4級クラスに編入し、西江大学語学堂で勉強したら在学中に受けたTOPIKで5級を取れました。

初めは新しい環境で知らない人と知らないものばかりで不安になりますが、新たな友達ができ、フレッシュな気持ちで再び語学堂での勉強をスタートできるので良い面もあります。

結局、本人の気持ちや努力次第です。

最後までありがとうございました。

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